1978年に制作されたマイナー系功夫映画の名作(ネタバレ注意)
ネット検索すれば面白いレビューがズラリと並び正直言って自分が書ける部分があるか?
といえばほとんどない(断言)
大まかな流れは敵方の手下に追われてる親子を助けたために道場が狙われる羽目になり
修行をし作戦を練って敵味方と地獄のシーソーゲームを繰り出す…ただ銀魔王が無敵すぎるので
最後は強引に誘い笑いで油断させて高笑いしてる隙に急所に命中させてthe_end.な流れ…
最初に銀魔王の修行シーンが強烈で特に刃物を突き立てても血の一滴の出ないシーンは圧巻
最初に木材を切断し鋭利さをアピールしてそのまま体を斬り付けに掛かる所のカットが上手い
編集による模造刀の摩り替えの巧みさが際立っている 特撮の基本ともいえる場面だ
でも精神修行を疎かにしていたので協力な武器を持つ金魔王と共に悪逆の限りを尽くすのだが
主人公勢の戦闘能力の乖離は歴然としているので
喧嘩商売の佐藤十兵衛も吃驚な卑怯戦法が楽しめるのが本作の特徴である 銀魔王の性格含めて
何でそれが功夫映画の名作なの?って普通の人は思うかもしれないが
70年代功夫映画三大原則として「修行・復讐・劇終」というお約束構成で大半が出来ており
あと功夫アクションの水準が全体的に高い所 そして音楽とテンポが良い所が上げられる
でもやっぱ銀魔王のキャラクターが全てなんだよな この映画
「カカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ」(銀魔王)
嫌駄目だ 違うレビューかかなきゃorz
うーむ ならばもっとスマートに銀魔王を倒す方法を考えよう!最後の落ちはアレだから…
銀魔王を倒す方法としては八卦陣をどうにかする事が肝心である
とするとやはり二番弟子と三番弟子による共闘が一番ベストいやベターのような気がする
こいつらその他門下生と連携して序盤の二人組を網と槍で殺害したのに対して
なぜかボス勢になると最終的に1対1で闘う傾向が強い 彼らなりの美学なんだろうか?
それで一番弟子は金魔王を倒したは良いが…
二番弟子の銀玉飛ばしはレビュワーの笑いの種だがやはりソコは三番弟子が説得して
別の手段を考えるのが良かった 結局は二番弟子は再起不能になるし…
で著者が考案した作戦だが一度描かれた八卦陣は消す事は不可能 ならば描かせないに限る
弟子二人の傾向としては最初の内は銀魔王と互角に戦えていたので
スピード・パワー・テクニックは申し分ない しかし尋常じゃない銀魔王のスタミナとタフネスで
押し切られて八卦陣が完成してしまっている
とすると二人の挟撃戦術で片方は足技中心(二番弟子)、もう片方は手技中心(三番弟子)で
八卦陣を描かせず そして急所を突く…
あれ? これ未公開功夫映画「南拳北腿」と一緒だな戦術orz (ヲワリ)