ふう、年初め下旬更新 前回予告していたアクション映画をご紹介
70年代、ブルースリー映画と並び、傑作扱いされたジミーウォング超大作!
やっぱジミー先生は武器持ってなんぼ!という至言があるがそれも頷ける一本!
いやね、成こう班という香港映画レビュー大手の著者が言ってましたが、
当時の70年代功夫映画で評価された作品というのは非常に少なく、
ブルースリーを始め、「帰ってきたドラゴン」「嵐を呼ぶドラゴン」
そして本作ぐらいしか無かったと証言している
これはなぜか?自分で考察してみると
当時の日本映画はチャンバラ活劇と日活アクションを始め特撮ヒーローや実録ヤクザ、
そして空手アクションとジャンルが豊富であったのが要因かなと思います
しかし、そう舐めてかかったが為に将来的に香港アクションに勝てずじまいとなり、
今じゃあ中国・韓国にアニメ関連で抜かれそうになってるので本当危機感を抱いています…
本作はジミー先生の代表作にして「燃えよドラゴン」に次ぐ日本公開作品「片腕ドラゴン」より
高評価を得たショウブラザーズ作品にも匹敵する武侠活劇
当時の台湾はコストカットの利点とエキストラ&スタントマンの多数起用により、
香港映画会社から韓国・タイ・フィリピンと並びロケ地として重宝されていました
本作も例に漏れずかなりの人海戦術によって派手な剣劇戦が堪能出来ます
ワンマン優先のブルースリー映画では中々味わえない一品です!
さてさてストーリーはというと…
実はこれまたyoutubeの英語字幕で視聴していたので内容把握してません(爆)
なので他著者のレビュー参考で簡略的に紹介しますねorz
九華山に奇妙な要塞を牛耳っている剥奪と虐殺を繰り返すチャオ盗賊は
現金輸送隊を襲撃し、見事全滅させ大金を強奪した
殺された輸送隊長の仇を討つ為、娘ティエンは事情を把握したジミー先生こと鉄拳パオに
暗殺されかけた所を間一髪に救い、情報屋チンからまた現金輸送隊を襲う事を知った一同は、
峠茶屋で乱戦していた所に介入し、無事輸送隊を守った
この勢いを逃すまいとティエンは夜闇に紛れて敵陣の要塞に突っ込み掛けるが
見つかってしまう そこでパイと一緒に共同戦線を再度張り何とか山場を切り抜ける
そして最後はチャオと一騎打ち どうやら二人は同門の武芸者であった
夜が明けても勝負は付かない 最後はジミー流の作戦術で見事に敵を討ち取る
しかし、彼女の亡骸を抱えての劇終であった…
色々と見所が絶えない作品なんですが、このティエン役の人は準主役級の扱いなのか、
序盤ではジミー先生と並んで全く登場せず敵味方の乱戦後の数十分にて登場するという
スケジュールの都合上なのか?そういう勘繰りたくなる構成ではあるのですが
そんな勘繰りを払拭するがの如く、アイディア満載ファイトが目白押しのアクション!!
特に面白かったのがジミー先生が眼帯変装して敵の目論見を先読みして
眼球火傷の特殊メイクを施しボスに見せるシーンや
雑魚との腕試しで頃合いを見て血糊を口に含んで吐血するシーン、
他に敵による火縄による星型拘束術、帯剣が折れて短剣と化しそれで敵を討つラスト、
なんかJOJOやハンタといった日本のバトル漫画の頭脳プレイが堪能出来るのが
本作が当時の日本人を唸らせた要素なのかな?と思います
ストーリーは単純明快でありますが最後はハッピーエンドで終わって欲しかった…
それが純粋な感想ですかね…それではまた(。。)ノシ