週刊少年マガジンで掲載されていたヒグマを題材にしたアニマルパニックの最高傑作(クマー
いやね、命大安売り系作品はやっぱ中短編モノに限りますね(例「漂流教室」「デビルマン」)
最近の「神様の言うとおり」「リアルアカウント」「インフェクション」とか…
構成上、サブキャラ補充の連続で感動がどうしても薄れてしまいますもん…(泣)
でもヒグマ漫画としては「シャトゥーン=ヒグマの森=(全3巻)」というビジネスジャンプ作品が
多く語られてる傾向がありますね…(コッチは人が直接喰われる描写があるので注意!)
シャトゥーンは人喰いヒグマのみに焦点を当てた作品、
キムンカムイはヒグマ以外の人間模様とその内面の恐ろしさの両方を描いた作品、
それぞれの作風の違いが見て取れますね…
この作品は著者が初めて単行本全巻集めたモノなので思い出深い作品です
主人公三人組とか某ズッコケトリオを彷彿させますしねw
では、肝心の内容をご紹介
序盤、若者4人組が山林にて謎の怪物に襲われる…
片瀬遼、松本幸雄、中竹宏斗の三人組は連休を利用して北海道の黒土山にてキャンプしに行く
しかし天候が悪化、山小屋にて沢田率いるテレビスタッフ達と合流する
どうやら一人だけ足を負傷した模様 そのまま一晩を共にする
スタッフの中に食い意地の張ってる小太りがヒグマの最初の犠牲者となる
そいつを皆で探している最中、山小屋に取り残された負傷者がヒグマに襲われるのを目撃!
壊れた壁の隙間から覗く野獣の眼光 皆は堪らず逃げ出すが吊り橋が壊されていた…
そこから川沿いに向かって下山するもその先は断崖絶壁…
一人の真面目君が崖からロッククライミングするも降りた先でヒグマに喰われる…
夜中に火を恐れないヒグマをヨソに焚火する一同、
そこでカメラマン井上に「人に餌を与えられた熊は人を襲う」ことを教えてもらう…
その後にてヒグマの餌場から逃げてきた負傷者が沢田を襲うが止められ応急処置を受ける…
助けに来るはずもない救助隊を待ち続けて負傷者が死に、
視聴率稼ぎによる陰謀ではないかと騒ぎ立て、それによる沢田不信によるスタッフ内部分裂、
登山によって脱出を図れば良いという井上の提案に乗るスタッフ、
その残りはその場に留まる事に…
主人公ズと沢田、負傷者の親友にして好漢近藤、ある程度沢田を信用している片山、計6人
音の鳴るトラップを仕掛けてヒグマ対策をした上でテントで一夜を過ごそうとする一同
しかし沢田はその罠は不完全であり外にある囮でその隙に逃げればいいと子供たちの前で嘯く…
やはりヒグマが現れる!主人公ズの周りをウロウロする、
しかし近藤の松明と燃料でヒグマを誘導し攻撃するが全くの無傷!
近藤を助ける為に主人公らは
ラジオとライトとロケット花火を交互に照らして混乱させる作戦で
無事生還したが負傷者野田の遺体がヒグマによって奪われたのであった…
恐ろしく執念深い人喰いヒグマから無事生還なるか!? (初の後編に続く…)