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週刊少年フェニックス[不定期]

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バオー来訪者(少年ジャンプ/荒木飛呂彦/全二巻)

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バオー来訪者(少年ジャンプ/荒木飛呂彦/全二巻)


今回は週刊少年ジャンプの打切漫画を紹介!
しかし、本作は完成度の高さから傑作扱いを受けている作品で
JOJOと合わせて「二発屋」と称するレビュワーもいる程w
そんな荒木飛呂彦先生の初期作品の内容は如何に…


日本東北地方、時刻表に乗ってない黒い電車が走っていた
それは西側諸国による軍事技術専門の秘密結社「ドレス」が運搬する専用列車であった

その列車の一室にて一人の少女が立っていた 部屋は散らかっていた
一人の女性工作員が怪しげな注射を持って入ってきた
少女は散らかったモノを囮にして扇風機に仕掛けたロープの罠を女性に引掛け
カードキーをゲットして逃走
どうやら少女は予知能力があり注射で無力化してから研究所に拉致する手筈だった女性

途中までは良かったが問題の一室の手前で捕まってしまう
その一室には実験体の青年バオーが保管されていた 少女の悪足掻きでバオー覚醒
研究員一人を殺害し少女と共に逃亡する 女性工作員は責任を採らされ水死体として発見される

青年の名前は育朗、少女はスミレ その相棒ノッツォ♀ バオーの正体は寄生虫 
これによって未知なる超能力と不死身の肉体を宿主に与え
やがて成虫として体内から食い破る性質を持つ恐るべき生物兵器
それを開発したのは霞の目博士 
霞の目は轢き逃げ事故によって瀕死の重傷を負った三人家族のうち、
育朗のみをバオー実験体に選び 父母を病死に診せ掛け毒殺した 家族の仇敵
しかし彼は今回の黒幕ではなく単なる手下に過ぎなかった…

バオーはナイフ使い、火炎放射隊、猛獣使い、催眠術師など暗殺者達を次々に蹴散らしていく…
しかし 無関係な親子も惨殺され 山村で静かに暮らす老夫婦も巻き込まれ
少女スミレもサイボーグであった催眠術師に誘拐されてしまう

老夫婦に暖かく見送られると 
途中でバオーの能力を自分の意思でコントロール出来るようになった
そして研究所に音響拷問を受け続けるスミレの衰弱した匂いを感知して
鍾乳洞を利用して現場に殴りこむ しかしそれは霞の目の狡猾な罠でもあった

戦闘員による攻撃にもビクともせず
食虫植物の強力消化液と巨大化させた液グモ達も容易く攻略していく
しかし本作のラスボスにしてインディアン その名もウォーケン 彼の超能力はドレス1だ!

真っ向勝負では勝ち目が無く バオーは片腕を犠牲にして自ら生み出した刃を切り離し
それをブーメランのように飛ばしてウォーケンの頭部に突き刺す

追い詰められた霞の目は残りの部下達を見捨て 研究所を爆破しようと決意
しかしウォーケンは死んではいなかった!! バオーはスミレを救出して安全な場所まで誘導
鍾乳洞にて第二バトルが勃発 ウォーケンとバオーの対決を偶然見届ける形となった霞の目
バオーはレーザー砲を強奪し体内電気をフルチャージしてウォーケンに発射して勝利
知的好奇心が災いした霞の目は鍾乳洞のつららで串刺しとなって爆死
そしてバオーも…育朗もまた相打ちという形で研究所と共に巻き込まれることに・・・

後日談 孤島の爆発は記事にはされたがドレスのことは何一つ表面化されなかった
しかしスミレは老夫婦と暮らしていた 
育朗がまた将来、スミレに会う事を予知していたのだ
今はまだ 地下洞窟の湖底にて バオー共に静かに眠っている…


本作は当時、下馬評として概ね好評ではあったがアンケートが振わず敢無く打切りになった
逸話のある本作 だが後々に評価されOVA中編(45分)が制作され
格ゲーのジョジョASBにて使用キャラとして登場してます

SF設定とオカルト要素を巧みに融合させた起承転結がしっかりとしたアクションに
仕上がってます 続編が期待されてるのも頷ける出来

実際 ドレスは壊滅してないんですよw あのバオー犬の実験中にいた仮面男三人衆、
まだ生きてんですよね しかし荒木先生は続編作る気はないみたいです 残念orz

まあそこらへん 全てが解決してないからこそ 作品として成立するのもまたアリかな~
とは思う そんな本作 お勧めです デワデワ(。。)ノシ





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