三大〇〇系というのは大体３つのうちに一つだけ微妙なモノが混じっていたりするものだが
極たまに３つとも納得いくパターンもまた珍しくも無く・・・

原作ドラえもん三大トラウマ作品｢悪魔のパスポート｣｢どくさいスイッチ｣に次ぐのが
この分解ドライバーです　もうタイトルからして封印臭が・・・



ストーリーはのび太は修理をしていて悪戦苦闘中　
その助け舟としてドラえもんは分解ドライバーを紹介
でものび太は修理に夢中で聞いちゃいない　その時ママからのび太の手を貸してと声がする
ドラえもん、白け顔で分解ドライバーの先っちょをのび太に押し当て胴体をバラバラに分解
勝手に手を持ち去りママに渡したら悶絶、完全に気をやってしまう
のび太は自力で胴体をくっ付けるものの中々要領を得ない、だがしかし
｢これはこれで面白いじゃない｣(!?)
という狂気の台詞を吐き分解ドライバーを片手に、片足一本立ちと腕が片足付けの
奇形人間として町を徘徊、親切心？で分解真っ最中にジャイアンと遭遇
事情を説明したのが災いしてジャイアンと取っ組み合いとなり
分解ドライバーで互いの体がバラバラに…(えぇェ)
のび太はジャイアンの胴体を借りて好い気になってる隙に
ジャイアンはのび太の胴体と分解ドライバーを借りて他人の自転車と自動車を破壊してしまい
何食わぬ顔でのび太にドライバーと引き換えに胴体を返却し見事面倒を避けるｗ
その時ドラえもんはのび太の股部分＋片手立ちの合成獣と状況説明中(!?)であり
二手に分かれて探す事を決意　のび太はジャイアンに壊された大人達に追跡されていた
運悪く股人間？を発見した大人達は冴えてるのか狂ってるのか
アレを人質に取って弁償しようと思案ｗ　どうなるのび太！！！
しかし運良く住宅解体に数百万掛かるのに音を上げていた大家さんに
自転車一台と自動車一台でやってあげますと提案して難を逃れるであった…


内容説明すると何書いてるのか分からなくなるぐらいにこの作品はカオスですｗ
やっぱ封印されたのはバラバラの人間の胴体でしょうね　
だけど実際見れば何か玩具みたいな感じで描写されているのでそこまでグロイ印象は無いです

本編の白けたドラえもんと藤子不二雄Ⓐ作品に出てきそうな二人組の男達もステキですが
やはりコイツ｢唐傘お化け風股人間片手立ち｣コレの存在がかなり際立ったててヤヴァメ…ｗ


そういう諸事情でしばらく封印されていたこの作品
藤子・F・不二雄大全集⑱巻に遂に収録されます
ちなみにyoutubeのスライドショーで閲覧出来ます