忍者ブログ

週刊少年フェニックス[不定期]

紹介感想他(※後日修正有)/更新日≒日向時間(つ∀`)/一言40雑記30keep

唐人客[the_brutal_boxer.](ジャッキーチェン/香港/1972年制作)

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

唐人客[the_brutal_boxer.](ジャッキーチェン/香港/1972年制作)


久々に功夫映画をレビューなのですが…
ジャッキーチェンはマフィア一味のチンピラ端役なのです(爆)
実はジャッキーの出演作全ては日本で映画公開兼DVD化されてはいます
しかし、彼の下積みスタンド時代の殆どは未だ日本未発表作品があり、本作もその一本です!!!

この時代は「ドラゴン怒りの鉄拳」「燃えよドラゴン」二大ブルースリー映画のスタント実績により
いろんな映画に活躍する事になるんですが、その代表格にして、
「ファイティングモンキー昇龍拳」にて初の準主役級を勝ち取り、
「女警察/ヤングタイガー」では初のラスボス役と武術指導を行い、
「燃えよ!ジャッキー拳」で漸く監督主演作品と順調にキャリアは積んでいる反面、
作品レベルはZ級で業界の信用度はガタ落ち、それにより俳優業を休止してオーストラリアに移住
そんなジャッキー黎明期に作られた本作、数ある端役スタントの中では結構目立ってるので、
ジャッキーマニアの間ではそれなりに話題に上がる本作、どんなものか見てみたんですが…orz

なるほど、なるほど、と納得w 実はジャッキー以外も有名処が出演していて、
その代表格なのが「火星(マース)」「陳星(チェン・シン)」のお二人さん
それ以外にも、七小福メンバーの一人で、後に監督業で大成した「元奎(ユン・ケイ)」
嘗ての香港トップ女優ロザムンド・クァンの父親「關山(クワン・サン)」が監督
マースは「ドラゴンロード」「プロジェクトA」「ポリスストーリー」などジャッキー映画常連、
そしてジャッキーのスタントチームで活動していた人が本作の準主役w
チェンシンは70年代功夫映画の中堅俳優で「香港のチャールズブロンソン」と呼ばれてる方、
本作ではラスボス役、貫禄ぶりは「レッド・ドラゴン 新・怒りの鉄拳」の岡村先生に匹敵!!!

なのに日本未発表はなんでや?って話なんだが…
いやまずね、主人公が無名なのが痛い… 一応ハンサムではあれど地味過ぎるのが難点
功夫アクションは及第点であれど、些か冗長且つ粗雑DE乱発過ぎるのが玉に瑕、
あと、話が陰惨で、流血描写多で主要キャラがバンバン死にまくる!
と、低予算功夫映画のダメなところが凝縮された作品、なんていうか…
昇龍拳+女警察+ジャッキー拳を無理矢理合体させてジャッキーがほぼ出てこないという…
とんでもない罰ゲーム的映画、そりゃあDVDスルーは難しいでしょうね…orz

さてと本編の方にいきますかね?
話の本流はまんま「ドラゴン危機一髪」なタイロケ作品 めっちゃ暑そう…(異国感)
木材原木市場にて働く一般の労働者と胴元の暴力団との抗争を描いた地獄の内輪揉め(爆)
最初は喫茶店にて知人?と彼是してると不良共が因縁付けて来て序盤数分でバトル開始(早っ)
ソコには何とジャッキーが出演、主人公と勝負するが凹られて中華テーブルでゴツーン!
と端役にしてはめっちゃ目立つ感じに活躍 でもジャッキー、コレ以外で目立つ所無いw 
んで、アクション、アクション、またアクションと間を置くという概念が全く無い…!(断言)

あーそれと本作の特徴としては、低予算映画ならではの一工夫、というか苦肉の策というか、
主人公の華の無さを補う為か(汗)、序盤は監督さんが相棒、中盤以降はマース君が担当し、
功夫の質を上げる為に途中からボクサーの角刈り君を助っ人登場させるという、
ブルースリーがジェームスティエンの代わりに花形として主演交代させた元ネタとは違い、
準主役分業という迷走した強化策を見せ付けるサマは、何とも悲しい台所事情を連想させます…

それ以外にも義理の娘さんと家族愛(ラブロマンス風?)を魅せる監督さんや、
勘違いで主人公と闘うマース君とか、チェンシンの気合い入った部下達との訓練、
そして最後のパニックホラーテイストの倒したラスボスが起き上がり、
主人公に襲い掛かるも反撃を掛ける直前で劇終エンド!
という殺人鬼ジェイソンもビックリな幕引き、と本作ネタは尽きませんね、色んな意味で…w

ちなみに角刈りボクサーの正体は韓新豐ではないかとナルアン天国の著者が言ってますね?
(いや、あっちの方が写真付なので自分のレビューより全容を把握出来るのでお勧めですw)
この、角刈り君、最初は画質の悪さからジャッキーチェンと勘違いしていましたが、
二度目の視聴で勘違いだと分かると赤面w 嗚呼、昇龍拳のジャッキーも角刈りだったから…
でも、この人を偽ジャッキーとして見れば、それなりのお得感はあるかな~と思ったんですが、
気のせいですねハイ() やっぱ主役以外全員死亡エンドはツライなあ…orz
監督さんも補正無で死亡、ローウェイ監督と差別化図ったんだろうか?(冷面虎)

序盤の拷問シーンも地味にエグイので、コレを見るのはホラー映画として見るのが無難かな?
しかしこんな内部抗争をやっていたら治安ぶっ壊れて損に回るんだけども、
こう考えるのは島国の日本人だからか…大陸側の暴力の掟はそう甘くは無いんでしょうね…
でもマース映画チェンシン映画として見ればアクション満載で損は無いですかね?
間違ってもジャッキーチェン目的で視聴しないで下さい、責任は持ちませんw デワデワ。。ノシ











PR

コメント

プロフィール

HN:
飛騨野良輝
性別:
非公開

P R