最初に扱う絵本は何にしようか?と迷っていたら思いついたのがコレ
昔、小学校の級友にて紹介された昔話全集系に載っていた一編がコレであり
トラウマになったのは良い思い出であるw
コレは「まんが日本昔話」でもアニメ化された作品でもあり、
今でもホラー回の傑作として語られています
あと落語でも定番として扱われているみたいですねw そこまで愉快か?
昔々、樵の清兵衛が山道にて大蛇が一人の男を丸呑みするのを目撃
そしてデカくなった腹で苦しみ出して、急いで妙な黄色い草を食べる大蛇
するとその大腹が徐々に小さくなって元通りとなり、元気を取り戻したのだ!
慌てて逃げ出す清兵衛は村人達に大蛇の話をし、黄色い草の事は話さなかった…
清兵衛は大蛇の一件で宴が開かれた 蕎麦が御馳走となり、村一番の長者から提案があった
ソレは蕎麦五杯を見事食い上げたら田畑をやってもいいぞと豪語した
村人はソレは大蛇でもない限り無理だと笑ったが清兵衛がその勝負に乗った
途中までは良かったが四杯目で苦しみ出し、清兵衛は例の草を持って便所に行く
しかしいつまでたっても便所から戻ってこないのを不審に思い村人達は便所に向かう
そこには清兵衛の姿はなく、山盛りの蕎麦と清兵衛の衣服だけが存在するだけだ
あの黄色い草は食べ物を溶かすのではなく、人間を溶かす草であったのだ…
鶏も砂肝と言って砂を食べて歯の代わりに食物を細かくする、
ただ、この大蛇は人間でいう胃腸薬のようなモノを服用するという所は興味深い
人間の都合に良い考えで先走ったら痛い目に遭う、そういう教訓めいた話なのだが、
やっぱ可哀想である、最初の村人にしろ清兵衛にしろ…
日本昔話でもこういうバッドエンド系ホラーがあるとは、油断できないなあ…。。ノシ