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週刊少年フェニックス[不定期]

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海賊と呼ばれた男[漫画版](講談社/原作:百田尚樹/作画:須本壮一)「感想①」

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海賊と呼ばれた男[漫画版](講談社/原作:百田尚樹/作画:須本壮一)「感想①」


某ネットニュースで紹介されていたノンフィクション小説の漫画版を紹介
阿修羅掲示板でも普通に紹介されていて、
あれっ?て思ったがこの当時は抗日拗らせる連中はそんなにおらず、
保守速報とかのまとめブログ系も原発事故や消費増税、TPPやパソナなど普通に批判していて、
思想による偏った批評はなかったんですが、2chお家騒動で意見が二分するようになります…orz

本作は、とある日本の中小企業が石油メジャーに戦いを挑む、
出光興産の出光佐三をモデルにした国岡鐡造を主人公として描いている
石油メジャーとは金融業のロスチャイルドとタメをはるロックフェラー!
資源に乏しい日本が如何にして苦難を乗り越えたのか?



舞台は戦後日本、東京、国岡鐡造は空襲による本社倒壊を運良く免れたが、
会社は倒産寸前であった。しかし、この男は諦めずに足掻いた。
一人も馘首(リストラ)を出さない人間尊重、石統(戦前の国策会社)との対立、
問題は山積みであった…

しかし、甲賀常務が一千名を超える全店員の経歴(年齢・入社年・郷里の住所等)、
空襲によって大半の書類が焼けてしまった店員名簿の復元を三日をかけて完成させた
甲賀常務はほぼ丸暗記で名簿を書き上げたのだ!
そして甲賀は、店主の人間尊重の教えの大切さが間違っていない考えだと実感、
国岡もまた、石統との確執で日本の残油が扱えない事に絶望視していたが、
この名簿こそが財産目録であると、再確認した!

農業や漁業の他に、元海軍大佐「藤本壮平」からの提案、
GHQからの依頼、ソレはラジオの修理事業の話を持ってくる
国岡は藤本が事業の中心で動くように命じる
ボロボロの靴とツギハギの服を見て、国岡は藤本が海軍兵の為に動いている事を見抜いた
最初は銀行員も相手が海軍兵、大和ホテルを例に疎ましく思い、金を貸さなかった
しかし国岡からの叱責により、銀行員の前でラジオ修理の実演をやり見事成功させる!

ラジオ事業や農業漁業と手を広めるものの赤字経営から脱する事が出来ない国岡商店
ソコに復員船から課長「東雲忠司」含む17名が帰ってくる
どの事業計画も主軸になりえないのと、石油を扱い気持ちで一杯の東雲
GHQと石統からの双方の思惑から、国岡に無茶な依頼を押し付ける
旧海軍燃料廠のタンクの底に残る油を浚う仕事、
GHQはソレをしなければ石油を輸入しない、石統は面倒事を国岡に押し付ける狙いがあった…

国岡は日本の未来の為にこの仕事を引き受ける
かなり危険な仕事であり、縄と梯子を使って一人の男、宇佐美が前線へと向かう
ソコは確かに石油がある、しかし泥と小石が混ざりかなり重い、しかも酸素が薄い、
宇佐美はガス中毒と酸欠状態に陥る、ソレで分かった事は18分で汲み上げた数はバケツ6杯、
石油と密閉状態による事を考慮に入れて、作業は10分程度にしてくれと提案する宇佐美
暗雲が立ち込めるが社員達は諦めない ソレに触発され笑顔を見せる東雲であった…

公職追放令、貴族院議員を辞職せよ、石統の陰謀によりGHQから要請がきた
当然抗議をする為に国岡はGHQ本部に殴り込みをかけるが取り合って貰えず…
翻訳者の物言いじゃ埒があかないと国岡、米国に正義は無いのかと日本語で抗議をする
その意見に感銘を受けた日系少佐アイソが名乗り上げ、再調査する事を約束する

国岡一行は屋台で一杯やる、そしてGHQ及び米国には気を許してはいけない、
日本には復興する力がある、それを経済で牛耳る事によって支配してくるだろうと予言
その中心となるのは石油である、ソコで石統との連携が不可欠だと結論付ける国岡
しかし旧態以前とした態度を見せる石統に業を煮やし、GHQを利用して解体しようと目論む
喜ぶ国岡社員 しかし国岡は米国は利用価値があれば即座に動く、諸刃の剣であると警告する…

その時GHQは石統の修正案に頭を抱えていた、腐れ縁という利権構造で一向に前身出来ない、
ミラー少佐はソニー大尉に日本人の人材はいないか探してくるように命じる
ソニーは武知甲太郎、インド・チリで駐在武官を務め旧陸軍中野学校で教官になった男
武知に心当たりのある人物に秘密裏で会談をしたいと依頼するソニー

早速武知は軍務局局長永井八津次少将に相談、永井は武知に国岡鐡造の存在を明かす
国岡商店に出向く武知と永井、国岡は永井さんを信頼していたのか、その話を承諾する
そしてその階段を東雲に託してミラー少佐に日本の利権構造の詳細を話す
互いの身分を明かさない条件で合ったがこの時に、東雲が国岡商店の課長であること知り、
ミラーとソニーがGHQ法務局である事を知る

実は石油政策担当の経済科学局内部での意見がバラバラで法務局が乗り出した案件であった
GHQは国岡に有って欲しい人物がいると、その人物は石油大手スタンバックの最高責任者、
ダニエルコッド氏、戦前、上海での石油販売で国岡と対立した男の面談、
しかし国岡はコッドに臆する事無く、商業理念を赤裸々に語る、ソレに感銘を受けるコッド!
コッドは商売の話を持ち掛けるが国岡は今の状況化では無理だと断る
それでも二人は熱い握手を交わすのであった…

GHQと合流していた国岡の裏側で、石統は国岡排除に動いていた
販売指定業者要領の募集条件による国岡外しを宇佐美は効き付けて本社へと戻る
武知の情報収集によって原本入手に成功、その注記の一文にて、
「内地に本社を有したる引揚業者は認めない」 ソレに該当するのは国岡一社のみ

商工省と公団に抗議するが門前払い、記者会見を開くが効果が無い、万事休す!
武知は駄目元でGHQアンドレーチャン部長にて事情と要領案を見せる
この陰謀を企てた北山部長はアンドレー直々に出頭命令が下る
要領案の不可解な一文を修正して再提出するよう命じる!

北山は承諾するが諦めず、怪文書を撒き散らす嫌がらせを継続させる
アンドレーは武知と再度合流 また北山を呼び付けなければと笑う
武知はアンドレーになぜ動いてくれたのか?と聞く
アンドレーは国岡がタンク底の石油を浚う作業を見学し、感動した事を伝える…

申し込み作業を終えて、武知は国岡に店員にしてくれるよう願う
国岡は快く迎える、そしてタンク底の作業も終え、ラジオ修理も一段落、
そして29店舗の指定店が誕生、石油販売を戦後日本で行うことになるのであった!!!



さてと、ちょっと長くなるので、分断して書いていこうと思います! 。。ノシ


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