人間を人形のように殺す武器を持った男は
自分がいつの間にかその人形になっている事に気がつかない
夕焼け色に染まる一面、その山道で等身大の藁人形に刺さる一本の刀、
その刀を拝借する侍 夜のお寺にてソレを手入れする侍
妖刀村正であるのを知ってか知らずか…
お寺の坊さんに見守られながら、稽古を続ける 藁人形は真っ二つに切断、
その内、甲冑を来た骸骨の幻覚に悩まされる侍
襲い掛かってくる藁人形を一体ずつ切断し、事無きを得るが…
しかし、ソレは本物の人間! いつしか侍は人間が人形にしか見えなくなる
侍は子供に出会うが、その藁人形が他より小さすぎるのを察して思い止まる
侍は自害する事に決めて、いつかの山道で静かに息を引き取る
ソコに、また違う旅人が現われ、その侍の死体は最初の藁人形のように佇んでいた…
エンドレスホラーとは恐れ入ります(震え声)
何も最初から悪人であるという事情は存在しない 何かのキッカケで自制が効かなくなる
例えば、飲酒運転で轢き逃げ事故を起こす、そのような事案が秩序を乱す危険を孕んでいる
理不尽な物語であれど、その片鱗というか教訓めいた話として胸にグサッとキましたね(汗)
内に秘める悪魔とどう戦うべきか…一人一人気を付けなければいけませんね。。ノシ